電力自由化 どんな発電方法があるの? (4)
- Michiko Ozawa
- 2016年2月27日
- 読了時間: 3分
電力会社によって、 発電の方法が違います。
環境にやさしい風力やバイオマス発電を中心とした、 再生可能エネルギーを購入することも可能になります。
また、山の多い地域では、 地元の山から切り出した間伐材を燃やして 発電している会社もあります。
電力会社選ぶことは 地域を活性化させ、振興させることに つながるので、慎重に選びたいですね。
以下に、各発電方法と電気の原価の違いを 掲載しました。
「新電力比較サイト」より抜粋 <風力発電> 9.4~23.1円/kWh 陸上、海上に設置した風車によって発電する方式です。
風が吹かないと発電できないというデメリットがあります。
コストは意外に安く、 また広い地域で連携すれば、安定供給も可能ですね。 <バイオマス発電> 17.4~32.2円/kWh 動植物由来の燃料を燃やして 蒸気タービンを回す発電方式です。
燃料の安定確保が難しいため 発電コストが高いというデメリットがあります。
ですが木材や汚泥といった資源を再利用できるのにくわえて トータルCO2排出量はゼロ、ととてもクリーンな電力。 <水力発電> 8.2~13.3円/kWh 水の落下エネルギーを利用して水車を回し、 発電する方式です。
発電量が環境に左右されやすいというのがデメリットです。
ですが山が多い日本の地形に適した発電方法で 環境負荷もほぼ0、と今後に期待したい発電法です。 <太陽光発電> 29.8円/kWh~ 太陽電池を搭載したパネルで太陽光を 電力に変換する発電方式です。
天候に左右されやすい発電方式ですが、 複数のパネルを組み合わせることで高出力が期待できます。
高コストなイメージもありますが、 1Kwあたりの発電コストは石油火力発電とほぼ同等です。 <地熱発電> 9.2~11.6円/kWh 地熱で発生した水蒸気でタービンを回して 電気を作る発電方式です。
火山の多い日本は地形的には有利ですが、 建設までの調査に多額な費用と時間がかかるというデメリットも。 ですが気候に左右されることなく 安定した電力を生み出せるため最近注目の発電法です。 <石炭火力発電> 9.5円/kWh 石炭を燃やした蒸気でタービンを回して 電気を作る発電方式です。
かつては石炭の燃焼時に大量のCO2、 硫黄などを排出し大気汚染が深刻化した時期もありましたが、 現在はずいぶん改善されています。
火力発電の中ではもっとも低コストな発電法です <ガス火力発電(LNG)> 10.7円/kWh 天然ガス(LNG)でタービンを回して電気を作る 発電方式です。
小型ながらも高出力が得られることから 電力需要のピーク時にも使われています。
石炭、石油といった他の火力発電方法と比べるとCO2排出量は少なく、 原子力発電並みの低コストです。 <石油火力発電> 22.1円/kWh 石油を燃やした蒸気でタービンを回して 電気を作る発電方式です。
安定して電力を得ることができますが、 発電コストが燃料価格に影響されやすいというデメリットもあります。
実際に石油火力発電のコストは10年前と比べて2倍になっています。 <原子力発電> 8.9円/kWh~ 核分裂のエネルギーでタービンを回して 電気を作る発電方式です。
事故時の影響も心配されますが、 基本的には低コストで高効率の優れた発電方法です。
今のところ、新電力での供給の予定はありません。
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