長崎県の活水高校吹奏楽部に 昨年、ある驚愕の出来事がありました。
それまで全く実績がなかったこの部活が 全日本吹奏楽コンクールで 1万越える参加団体の中から勝ち抜き 見事全国大会へ進出したのです。
「なぜか?」というと 新しく藤重先生という カリスマ指導者を顧問に迎えたからです。
藤重先生は精華女子高校で35年勤め、 全日本吹奏楽コンクール金賞10回 全日本マーチングコンテスト金賞16回と 数々の賞を取ってきました。
その藤重先生が、退職を機に 活水高校に就任し、 わずか5ヶ月で平凡な吹奏楽部を 全国大会へと導いたのです。
「どんなマジックを使ったのかな〜」 と気になりませんか?
その成果に欠かせないのが 「練習量」で これはどんなマジックを使ったところで 外せないですね。
練習時間はそれまでの倍になり 週末も丸1日練習に当てたそうです。
いきなり練習が倍になり 生徒達が付いていくのが大変ですよね。
生徒を付いてこさせるために 先生が使ったマジックの一つに 「チャンス教育」というのがあります。
「チャンス教育」とは、 どんな人でもその人なりの 成功体験を味わうことができるように、 チャンス(機会)を与える教育方法のことです。
「成功体験」を味わうことで、 人は情熱を持って 物事に取り組むことができるようになります。
ですから、 「この役はあなたしかいない」 「この役はあなたに向いている」 と言って、どの生徒に対しても チャンスを与えています。
藤重先生が使った もうひとつのマジックに 「変わったアイデアを試す」 というのがあります。
先生が「面白い!」と思ったアイデアを 練習に取り入れるのだそうです。
たとえばスペインを旅行していて 現地の人がシエスタ(昼寝)をしている 様子を見て、部活に取り入れたそうです。
すると、生徒達から 「リフレッシュできる」 「集中力が出る」と大好評だそうです。
また、生徒が間違った発言をしても それをアイデアの種と捉え 常に発想の転換を図るのだそうです。
ホントに素晴らしい先生ですね^^
そしてこの考えは、 多くのビジネスにも当てはまります。
全国1万の団体から全国大会に行くのが 至難の技のように、 成功者も多いビジネスの世界で成功するのは とても難しいことなのです。
ですから、他を出し抜くには とにかくいろいろなアイデアを取り入れ 試してみることがとても大切です。
今、テッパンな方法と言われるものでも ひと昔前は、 斬新なアイデアだったはずです。
何事も試してみなければ 始まらないので、 あなたも是非斬新なアイデアを実践し 他を出し抜いていきましょうね!
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