何かものを売る時に一番必要なことは、 「ターゲットを決める」ということです。
ここではターゲットの重要性についてお話しします。
たとえばあなたが漆(うるし)の渋い、 でもセンスの良いアクセサリーを作っているとします。
「違いのわかる大人の女性につけてもらいたい」と思い、 ハンドメイド好きが集まるミンネやクリーマに 少し高値で出品したとします。
売れると思いますか???
売れないですね。
なぜなら、ミンネに集まるお客様は 「20〜30代の女性が多い」 というデータが出ているのです。
40代、50代の違いがわかる大人の女性は、 そこにはいないのです。
わかりやすい言い方をすると、 冬の北海道でTシャツを売るようなものです(笑)
ですが、その漆のアクセサリーは デパートの催事に出品すると、 飛ぶように売れるのです。
なぜならデパートの催事には、 お金に余裕のある40〜50代の女性が集まるからです。
あなたが作品作りを始めると同時に考えなくてはいけないことは 「ターゲットを決める」ということです。
そして、それに合わせて 売る方法も、売る場所も、 売るセリフも変えなくてはいけないのです。
ペルソナを考える
マーケティングでよく使われる用語の 「ペルソナ」ですが、どう意味なんでしょう?
ペルソナとは、 「企業が提供する製品やサービスにとって、 最も重要で象徴的なユーザーモデル」のことです。
氏名、年齢、性別、居住地、職業、勤務先、 年収、家族構成といったデータだけではなく、 その人の生い立ち、身体的特徴、性格的特徴、 人生のゴール、ライフスタイル、価値観、 趣味嗜好、消費行動や情報収集行動などデータを含めて、 あたかも実在するかのような人物像を設定します。
更にイメージを明確にするために 顔写真なども用意した方がいいのです。
「そんな〜、40代向けだけど、 20代も買ってくれるかもしれないし、 興味のある男性もいるかもしれない・・・」
そんな風に思いますか?
しかし、商品を販売する企業が このペルソナを設定して販売したところ 売り上げが爆発的に伸びたという話があります。
それ以来、どんな商品にも ペルソナを設定し、ターゲットを明確にして販売するという マーケティング手法が用いられています。
ですから、 あなたも、あなたの作ったハンドメイド作品が 誰をターゲットにしているのか、 ペルソナを考えてみてください。
私はこの作業、結構楽しくて好きなんです!
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